京都ばかりがなぜモテる?   

2006年 11月 20日
先週土曜日は、仕事の打ち合わせをかねて夕方から京都に行ってきました。

午後5時半頃だったか、JR京都駅についたとたん、どえらい人です。
とにかく、ものすごい人。
お天気はあいにく小雨が降って極寒。

なのに京都駅はまるでお正月なみの混雑ぶり。
そういえば、この週末は紅葉のピークって言ってましたっけ。


伊勢丹でちょっと買いたいものがあったので入ると、これまた大変な人。
ボッテガベネタも、フェラガモもD&Gも賑わっていましたが、そんなブランドショップの中で大盛況だったのが、
GUCCIでした。
銀座店にオープンした影響でしょうか・・。
GUCCI熱再燃の雰囲気。

しかし、おいらが目指す場所は、そうよ!
食料品売り場よ。
こ、こ、これがああ、
年末の錦市場のごとくすごーい人。

アジャリ餅買うために30人ぐらい行列が出来ています。
ヤワラちゃんが結婚式の引き出物にしたという
あの、手作り金平糖のお店の金平糖関係は売り切れでした。

お漬物売り場も大変な人だかり。

京都ブランド・・・とつくとなぜにこのように売れるのか?

京都以外の人はなぜにこれほどまでに京都が好きなのか?

いまだによくわかりません。

知り合いの雑誌の編集長に聞いても、京都特集をするととにかく売れるという。
男性誌に至っては、京都、祇園、舞妓、会員制、お茶屋遊び・・・
というキーワードだけで売れ行き倍増とか。

東京人はまるでパリと同じレベルで京都に憧れている人も多い。

確かに京都は素敵です。
姉小路とか歩いているだけで、なんだかしっとり、
いい気分になれます。

美味しい割烹は多いし(でもたいてい高い)。
ジャンクフードも充実しています。

錦市場で買うすっぽんの煮こごりとかは、やっぱり京都ならではの味よねーと思わせるし。

俵屋旅館も柊屋旅館も、そのままそっくりMOMAに飾りたいぐらい、美しい。

でも、ちょっと過大評価しすぎちゃいますかぁとか思ってしまうのであります。


ちなみにこの日の食事どころは
堺町の和久傳。
町屋を改造した風情のある空間でいただく
お料理はもううううう、めっちゃ美味しかった。

突き出しは垂涎の間人蟹(きゃーっ)
ふぐとコウトウねぎの梅和えは梅の酸味をほとんど感じさせず、さっぱりとしながら、噛むうちに
ふぐのグルタミン酸がじんわりと滲んできて、
バケツ一杯分ぐらい食べたかった!

2時間ほどとろとろと丁寧に蒸した海老芋も絶品でした。
まるで栗をほくほくにした感覚。

作りたてのお豆腐も甘くて、
舌の上で淡雪のごとくとけていく。

そして、メレンゲ状に泡立てた卵をおだしに落とし、ふんわり固まった卵をそっと炊きたてご飯の上にかけ、
さらにその上に蒸しうにを散らした、
卵がけウニご飯も最高!

久しぶりに心から美味しいと思えるお料理でした。

でも、でも、大阪にだって神戸にだって、
同じような感動を与えてくれる料理屋さんはあるっ。

なのに、京都ばかりがなぜモテるのか?

これって京都人にとっては犬猿の仲といわれる
おいら、大阪人の、やっぱりヒガミかい?

by madamregina | 2006-11-20 19:35 | Diary | Comments(0)