京都からの案内状   

2008年 08月 20日


先日ポストを開けると、
めっちゃお洒落な封筒が入ってました。

差出人は、京都の室町和久傳の元料理長
緒方俊郎さん。

和久傳をおやめになったと聞いたときは、
えーっとびっくりしましたが、
きっと何か素敵なプロジェクトがおありなのだと、
思っておりました。

そうしたら、
やっぱり!

9月3日より
新しいお店「緒方」をオープンされることになったのだとか?!

和楽などで緒方さんの名料理人ぶりを
ご覧になった方も、いらっしゃることと思います。

わたしも女性誌で、1年間、
緒方さんの取材をさせていただきました。

緒方さんと1年間お仕事して、
京都という町、
京都の割烹、
京都の野菜の魅力など
少しだけ理解できたように思います。

おめでとう。
緒方さん。
夢をかなえられたのですねっ。



以下は緒方さんについて以前書いたものです。


京都の料理はだしの美学


月刊誌SAVVYーで一年間連載された
和久傳の若き料理長緒方俊郎さんとの
お仕事が本日の撮影で終了しました。

毎月いろんな歳時のお料理を作ってくださった
緒方さんに
京の料理人の心意気というものを
教えてもらった気がします。


私は緒方さんに出会うまで、
なんだかんだいっても和食は
浪花の味がいちばんと思っていたフシがあるし。

京料理ってなんだか見た目はいいけど、
割り高感があったのよね。

みなが(特に東京の人よ)
そんなにありがたがるほどおいしいものか?!・・って。

しかし、この1年、緒方さんが心をくだいて作る
すっぽんの煮こごりや、
鮎の姿寿司や、
かれいの焼き物・・・

といった料理をいただくたび、
京の旬の味に魅せられたわたし。

そして、京都の料理の魅力は、
緒方さんが言ったこの言葉に
集約されているような気がします。

「京都の料理はだしの美学なんです」


ああ、紅葉の京都に行きたくなりました。



緒方

京都市下京区綾小路西洞院東入 新釜座町726
TEL 075-344-8000
定休日月曜

by madamregina | 2008-08-20 12:38 | Diary | Comments(0)