靴を巡る物語 |
2013年 04月 02日 |
先日、私のローファー軍団の写真をFacebookにUPしたところ、
思いのほか、反響を頂きましたん。
でも、最近は、まったく出番がないこの子たち・・・。
だって、最近の私のファッションの主流は、
愛してやまない、レジィーナロマンティコのお洋服全般。
そうなると、やっぱりヒールのある靴がいいのよね。
また、チビのわたくし、ぺったんこローファーを履くと、
もはやピグミー族(哀)
そんなわけか、最近はマノロか、シャネルか、
トリーバーチ(ちょっと柄じゃないけどね)などのしゅっとしたヒール。
で、この前、シュークロゼットのアパラチア山脈奥底に眠ってた、
GUCCIのビットモカシンなどのローファーを処分するかっ?!
とホコリまみれの箱から出して来たわけですが、
記念の写真とか撮ってると、なんだかどーしても捨てられなくなっちゃった。
みんな、ほんっとにキリっとして、かっこいいじゃないかっ?!(じがじさーん)
手前の白のスリッポンは、
エルメスさんです。
7年前ぐらいにロンドンの史上最強のエルメスセールで、ダンボールに入った、100以上の靴の中から、
死闘を繰り広げつつ、執念で探しだした靴。
でも、1回しか履いてません(ううう)
Hのマークが、控えめな糸ってところがミソよね
(私的にはもうちょっとデフォルメして欲しいけど笑)
こちらは、ローファーのスーパースター、J.M.Westonです。
20年前ぐらいに、NYで買いました。当時で700ドルぐらいした覚えがあります。
たっかー。
でも、かっちょいい。
確か、NYのWeston命な店員さんに、
めっちゃくちゃ何足も履かされて、
いっぱい御託をお聞きして、
「これはちょっと小さめを買われるのがいいですね」
という言葉をまんまと受けて、買いましたら・・・
おいっ。小さくって、履けないじゃないかっ(号泣)
で、履いてません。
痛くて・・・2回しか。
でも、20年近くずーっとシューキーパーを入れていたので、
型崩れもなくて、新品のようです!
さすがローファーの貴公子。オーラがいいね。
GUCCIのビットモカシンはNYやボストンに行くたび、買い集め、
新色が出るとコレクションしてました。
たぶん、この3倍はあった。あほでしょ?
こちらは、
ふかーくて、味わいのある、バイオレット。
たぶん、一回ぐらいしか履いてません。
このビブラムソールのビットは、いっちばん出番が多かった。
たぶんこれで、5代目ぐらい。
いちばんくたびれているよね。
こちらは、JFKが夏のマーサスヴィニヤードの海で、
ヨット遊びをしているときに
履いてそうな感じです(このエナメル感は、ちょっと小林旭?笑)
一度も履いとりません・・・およよ。
こちらはパーティー用のドレスビット。
アルマーニのベロアのパンツに合わせたりしてました。
このラインストーン、いまでもぴかぴかに光ります。
素材がビロードで、たぶん、元貴族がお部屋で履いてた、ルームシューズのイメージよね。
とってもエレガントなオーラーがあったのよーーー。
GUCCIのビットモカシンをはじめて履いたとき、
これこそが、私がずっと求めてきた靴だ、と思ったね。
羽が生えたように軽くて、長時間履いてもぜんぜん疲れなくて、
ずっと靴ずれ人生だった私の前に、彗星のごとく現れた、
まさに王子様的シューズだった。
そういえば、約20年前、ロンドンのWest Endのステージ・ドアで、
マイケルにはじめて会ったとき、彼もGUCCIのビットモカシンを、
運動靴のようにかかとを踏んで、履いてたっけ。
お行儀が悪いけど、なんだか素敵だな、と思った。
コレクションした、ビットは、ほとんどお友達に譲ったり、履きつぶしたけど、
この子たちはなぜか縁あって、残ったのね。
いまはジュゼッペやマノロやチューっなんて言ってるけど、
かつてあたしは、ローファーな女だったんだなぁ…と感慨深い。
でも、レジィーナも着こなし次第では、きっとこんなローファーもきっと似合うよね。
そういえば、シュークロゼットの整理中に、
ロサンゼルスの、ヴィンテージショップで買った、こんなヒールも見つけたよ。
古きよき時代のハリウッド女優が履いてたみたい・・・。
たぶん、50年代の靴だろうけど、独特の優美な曲線が素敵だよね。
しかし、もうひとつ、出てきたこちらのエルメスは・・・
か、か、かびがっ!・・・がっびーん。
でもクリーニングできれいになるって教えて頂いたので、
大丈夫よね(履くかどうかわかんないけど)
だから、やっぱり捨てずに、とっとこう。
いや、やっぱり、あたくしには断捨離、無理っすね。ふんがぁ。
by madamregina | 2013-04-02 22:29 | Fashion