大阪一と言われる鮨の名門、北新地『鮨処平野』へ   

2014年 12月 11日
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大阪一といわれる鮨の名店、

北新地の鮨処平野さんに行ってきましたー。


2回めの訪問です。

一度目は素敵なマダム、
グルメの女王、N様に連れて行っていただきました。

そして、
この日は、ずっと昔から一緒にお仕事させて頂いている、
大好きな男友達、
男前の木下由紀彦さんと〜。


いやもう、今回も素晴らしすぎて、どないしょう連打のアテと、
大将による握りに、卒倒寸前でございましたー。


写真ざーっとUPします。

もう、余計な説明はいらんよね。


わたしの大好物、鯨のさえずりやベーコンももちろん出ました。




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いままで、数々の割烹やお鮨屋さん、
そしてクラジの名店といわれる専門店からもお取り寄せもしましたが、

こんな上品で滋味あふれるベーコンやさえずり食べたことないですからーーーっ。

まさにクジラの女王。

我が生涯、ベストオブベストクジラ。


聞けば、
ミンク鯨などではなく、
子鯨の部位を使うそう。

だからさえずりもベルベットのように優しく柔らかく、
あああ、あと20枚食べたい(笑)

いや、もちろん、しめ鯖もヅケも、びっくりする美味しさです。

ヅケの上にあしらわれた白ネギ、青ネギのあの繊細な細さ、
感動でした。

タイラギをさっと炙って、唐辛子をまぶして、
焼き海苔に巻いていただくスタイルも、すばらしーーー。

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そして、この日の鮑は黒鮑でした。
いまは季節じゃありませんが、
いや、なんのその。

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このベリー鮑な味の濃さ、
まるで赤ちゃんの耳たぶのように柔らかく蒸した食感。

もう、たまらんです。

しかし・・・・身より大好物の肝が見当たらないので、
さりげなーくお聞きしました。

「肝はどちらに行きましたでしょうかね?(笑)」

すると、出してくださいましたーーw

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お酒がすすむなぁ。

大吟醸、幻の滝です。


コクがありながら、すーっと飲めます。
上品な甘さも素敵!


大好物のこのわたも出していただきました!

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父が大好きだったこのわた。
子供の頃からお酒のアテには英才教育を受けて来たので、
これがどれほど、極上のなまこでめっちゃ高価なのかわかりますっ。

さらにさらに茶ぶりなまここのわた和え〜。

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た、た、たまらんっ。

もうーーーーーー。お丼いっぱい食べたい(>_<)


で、ようやく握りスタート。

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もう、大将が握るお鮨、今回がはじめてでした。
凄いです。

すごすぎて、このあとコハダやいろいろ出たのに、
写真撮るのも忘れてしまいましたー。

むっちゃくちゃ美味しいコハダでした。

最後のトロ鉄火までしみじみと美味しく、
トロが大好きだったパパに食べさせてあげたいと、
思ったよ。


いやほんっとに、
アテと握りのバランスも完璧で。

完全無欠のまさに、大阪一の鮨の名店です!



最後に記念撮影。


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平野さんご夫婦と。

そして、最後に。
このお店でなくてなならない存在。
大将を愛情いっぱいで支える、女将さんのお話を。

これまで、北新地で30年間、この店を営む中では、
営業妨害ともいえるような嫌がらせにはじまり、
さまざまな試練に立ち向かって来られたとのこと。

でも、そんなとき、大将や女将さんが、
自分と交わした約束は、

「どんなことがあっても、いつも笑っていよう。
そしたら、いじわるするひとも、やり甲斐なくなるでしょ(笑)」


「ほんっとに困ったときにはどこからか、助けてくれる人があらわれるんです」

それもお二人の人徳ですよね。


女将さんの仕事哲学、お客さんに対する流儀。
そして尊敬し愛する大将への想いが
言葉になると、
そのひとことひとことをメモメモとしたくなるほど、
名言炸裂です!

たくさんの男たちや女たち、
いわゆる企業のトップクラスや
各界著名な人々との交流も多い、まさに名店中の名店に、
この人あり!の存在。

女将さんがいつもお店に立つときはまっさらな気持ちで・・
とおっしゃいます。

常連のお客様にも「今日はいつものですね」
なんて言うのはもってのほかなのだとか。

そんな慣れとは無縁の、毎日真剣勝負でやってこられたからこそ、
北新地に平野あり・・といまでは誰もが認める、超名店になられたのですね。

来年、
1月19日に魔法のレストランに、
登場されるそうです。

テレビ局からのコンセプトが書かれたメモを少し見せていただくと・・

こんな風に書かれていました。


「大阪一と言われる鮨の名店、北新地「鮨処平野」店主平野さんと、
影で献身的に支える女将の夫婦物語を描きたいと企画しております」・・・・

女将さん、確かに影でも支えていらっしゃるけれど、
いや、かなり表で支えておられます(笑)

彼女の、
いくつになっても、
何かに挑戦したい!
仕事が大好き!
という姿勢、とっても刺激になり、励みになりました。

そばで女将さんのお話をにこにことして聞いていらっしゃる、大将も素晴らしい。


でも、

「お互いぜったい境界線を超えない。わたしはホールでお客さんの対応。この人は板場の担当。
(カウンターと板場の間にあるガラスの仕切りを指さしながら)ここから向こうに私が行ったらあきません。

これまで、3回首になりました(笑)」


そんなお二人の平野を巡る夫婦物語、
めっちゃ楽しみです!



ところで。

最後に伺いました。

「こちらはどうして、完全会員制なのですか?」
と。

すると、

お店をオープンされた当初、ふらっと入ってこられたお客様が、
いきなり板場の包丁を手にとって、
「お、ええ包丁やな」
と。

「鮨屋のまな板の上に置いている包丁は、
お客さん側から手を伸ばせばすぐに持てる距離にあるんです。
とても危険でもあるんですね。
それ以来、ご紹介制にさせていただいたいるんです」


わぁ、そうだったんですね。

はじめて知りました。

そんな平野、
一度は行ってみたいと思いません?

会員制ですが、
わたしが同行させていただきますっ。

そのかわり、
ごちそうしてね(笑)


きゃーん。


でも、わたしはいつかひとりで、平野のカウンターでさまになる、

かっこいいクソババになりたいなぁと、

それを励みにがんばりますっ。


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by madamregina | 2014-12-11 12:42 | Gourme