極上上海蟹と佛跳牆が一度に食べれる10月の故宮! |
2017年 10月 11日 |
はーっはーっはーっ。
わたくし先日、大好きなウェスティンホテル大阪の故宮にて、
ひえええーーーーっ。
とんでもなく贅沢すぎる昼下がりを過ごして参りましたーーーーっ。
なななななな、なんとーーー!!
この時期になりますと、
わたくしがいつもまるで夢遊病者のようにつぶやいているこの言葉・・
シャンハイガニ、シャンハイガニ・・・がにがにがにーーーーーっ。
そうよっ!
麗しのあの上海蟹が10月だけ、故宮でいただけるんです!
でもでもでも、故宮ではたった1ヶ月だけしか、
上海蟹が登場しないのです。
なぜ、10月だけなのか?
それは、中国語で「九雌十雄」という上海蟹の食べごろを表した言葉にもあるように、
実は上海蟹を食べるのに最も美味しい月、
それが10月という、
故宮の王料理長のこだわりからなんです。
上海蟹は9月は雌、10月は雄が美味しいという意味の「九雌十雄」。
これらの月は旧暦のため、
現在の10月・11月が最も美味しいのだそう。
雌の蟹は10月から産卵期となり、卵と蟹味噌がたっぷりの季節。
特に、中国・蘇州近郊の「陽澄湖」の蟹は、
上海蟹の最高峰を言われています。
それは、蟹ミソが他で採れるものより、
甘くて、サイズも大きく食べ応えがあるからなんですね。
「陽澄湖」は、
水深が浅く、餌が豊富。
だからよく太っていて、
身の締りも良く、まさに上海蟹の特級品が採れるんです。
そんな、こだわりの時と場所で選ばれた、
極上中の極上の上海蟹だけを提供したいから・・・という理由で
10月にこだわっているんですね。
そんなわけで、
わたくし、もっちろん大好きな雄と雌を一杯ずついただきました。
さらに、何が凄いかって、
この日はこれまた故宮ならではの、
王料理長の人気の料理を集めたとびっきりの口福コース。
ほえええーーーーーーーっ。
やばいですよ、これはやばいです〜。
まずはいつものように、
バカラに注がれた、美しきシャンパーニュ、
ジャカールからかんぱーい。
故宮のラグジュアリーな個室でいただく、バカラシャン。
もう、たまりませんね〜。
わあ、そんな極上泡に浸っていたそのとき!
扉がうやうやしく開いて、
登場しましたーーーーーっ。
きゃーーー!
本日出していただく、
上海蟹さまです。
雄、雌がいます。
おおお、こんなこんな小さいのに、
世界中の食通たちから大きな期待をいつも寄せられている、
上海蟹。
ああ、美しい!
また、陽澄湖のイケメンは素敵———————っ。(笑)
そして、もうひとつぴっちぴちで動き回っていたのが、
前菜に出される車海老です。
もう、この子達をみるだけで、
アドレナリンが駆け巡っておりますっ。
そして、しばらくして。
いまさっきまでアクティブに動き回っていた、
車海老のせいろ蒸しがやってきました。
王料理長特製、魚醤入りのソースをちょっとだけかけて・・。
わああああ、なんてなんて
甘くて、なんて濃厚なこの海老味ちゃん。
頭の中のミソまでしっかりいただきましたよ。
いやもう、合いますわ、合いますわ。シャンに!
でーーーーーーーーーーーーーーー、
つぎにやってきましたのは・・・・
なんと!
なんと!
なんと!
奥さん、凄いですよ。
わたくしが愛してやまない故宮の佛跳牆。
そうよっ!!!
国産高級干し鮑と中国乾物入りの薬膳スープです。
ちなみにこちらの鮑は岩手県警 吉浜産。
大きくて肉厚、
吉浜産のアワビは、
香港の凄腕料理人たちからも
絶賛されている
超一級品!
これはもう、王料理長の真骨頂ともいえる、
すんばらしい薬膳スープ。
8日間、炊きつめた贅沢極まりないスープです。
ちょっとぐらいの病などぶっ飛ばすほどの
とんでもなくパワフルな、
一口飲むだけで、血湧き肉躍るような力が漲る
ほんっとに凄いスープなんです。
ああ、これ毎日飲みたい。
そしてーーーーーーーー
いよいよ次にやってきましたのが、
せいろ蒸しにされた上海蟹さま〜
これを美女たちが、
剥いてくれますっ。
わぁ、素敵な眺めです。
まずは姿で、見せてくれて、
でもわ
やっぱりホジホジして欲しいわ…
というお客さまには
ちっちゃな足まで
ぜーんぶ剥いてくれるんです〜。
上海蟹は自分でむくより
ぜったい剥いていただくのが美味しいです。
そうして・・・
故宮で頂いた上海蟹!
しばし・・わたくしは言葉を失いました。
なんて美味しいんだ!
ねっとりと上あごにからみつくような雄のミソ。
濃厚で甘くて、いつまでも口の中に入れていたい雌の子。
またこの上海蟹に合わせていただいたのは、
アルザスワインです。
こちらが、香り高く、華やかで余韻が残る素敵な味。
故宮のサービスを務める林さんの笑顔がまた素敵で、
またお料理の説明も的確で、
いつも以上に、何倍も美味しく感じるこの魔法。
あああ、口福。まさに口福〜。それしか言えないわ〜。
でもまだまだ凄いお料理が出てきますよ〜。
次に登場したのは、
国産牛ヒレ肉のステーキ!!!
下に敷かれているのはライ麦のガレット。
こちらと一緒にいただくとまた一味ちがうっ。
お肉の質が違います。
めちゃくちゃおいしーーーーーっ。
黒胡椒にぴりっとした風味に包まれて、
おーまいがー。
まだありますよ〜。
次は鱧の蒸し物、魚醤ソース。
もうーーーーーーわたくし、
このお料理が大好きなんですっ。
故宮の旬の魚の魚醤ソースは、
ほんっとに香港なんかに行く必要ないほど美味しいんです。
それがまた鱧でしょ?
贅沢だわ、ほんっとに。
ああ、紹興酒があいますね〜。
もうこのあたりでかなりお腹いいっぱいなんですけど。
でもでもでも。
最後の蟹身入り玉子麺の煮込みがこれまた
美味しすぎて、
ぜーんぶ頂いてしまいました〜。
お食事のあとに
出して頂く
冷たい中国茶も
素晴らしく美味しいんです。
これで、
胃腸もすっきり。
あまりに美味しくて口福で
デザートの写真撮るの、
忘れましたーーー。
ひえええーーーー。
もちろん、デザートはいつもの香り高いマンゴープリン、
そしてゴマ団子、
巨峰でした〜。
どこまでもしあわせにしてくれる、
最高の口福コースに、
上海蟹も組み入れていただいて、
こんなにも贅沢極まりないランチをいただいて、
もうーーーーわたくし、
今年の暮れまで一生懸命働きますよっ。
はいっ。
さて、
そんな究極の故宮の美食口福コースはなんと、
こちらも10月のみで、
税サ込で7000円。
はっきり言って、めっちゃくちゃお得なコースです。
これはぜったい食べに行かなきゃ!
そして上海蟹は3日前までに要予約です。
こちらは別料金ですが、
わたしのおすすめは
2人なら雄、雌1ぱいずつオーダーして、
半分ずつして頂く!というもの。
やっぱりハイエンドの中国の人たちが
好んでこの時期食べる、
「九雌十雄」スタイルを満喫しなきゃね!
◆故宮上海蟹について。
◆10月の口福コースはこちら。
■ ウェスティンホテル大阪
(新梅田シティ内)
TEL:06-6440-1111
予約はこちらまで
by madamregina | 2017-10-11 23:56 | Gourme | Comments(0)