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マダムシック Paris Snap   

2015年 12月 30日
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今日は、

書店で見つけた、
素敵な写真集
『マダム シック Paris Snap』
について書きますわよっ。

NYの街角で出逢った、
60歳以上のマダムたちをとらえた写真集『アドバンスドスタイル』以降、
年を重ねたマダムたちのファッションが注目されはじめ、
良く似た本が次々と出されましたよね。

でも、わたし的にはどれもが『アドバイスドスタイル』の亜流という感じで、
新鮮味が感じられなかったんだけど、

ひょえええええええーーーー!

見つけちゃったよ。
久々にかっこいい本を。

Parisに生きる、
58歳〜78歳のマダムたちのファッションとその生き方を、
描いた写真集。

『マダムシック Paris Snap』
〜大人のシックはパリにある〜

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これは、
数あるパリのおしゃれ本の中でも秀逸です。

書店には、この本と並んで、
ミラノのマダム版、
NYのマダム版があったんだけど、
ダントツで、
Parisのマダムがかっこよかった。

もう、あたくし、
家に帰って、ページをめくりつつ、
フランスマダムたちの黒帯すぎるファッションに、
ひれ伏しちゃいました。

ちょっと話ソレますが、

ちまたで売れまくった、あの本、
『パリジェンヌは10着しか服を持たない』

わたしは読んでおりません(笑)

だって、10着なんてどだい無理な話やん。

もちろん、タイトルは比喩であって、
ようは、
心から気に入った服だけを大切に着こなせば、
日常の質は格段に豊かなものになる・・

という心の持ち方を描いた本だとは思うのだけど・・・

わしには、むりーーーー(笑)

でも、このマダムシックに登場するマダムたちは、
この本の真髄をゆくマダムたち・・という気がします。

だけど、とってもリッチな着こなしで、
真似したいと憧れる。
(お金持ちという意味じゃなくてね)

ここには、
HERMESバーンや、
CHANELガーンや、
ルブタンどーーーんとか、

グラフの10カラットのダイヤびーーーん、

という、わかりやすいお洒落の人は、
ひっとりもいません。

カルティエのダイヤ入り時計より、
お祖母様から譲り受けたTUDORのアンティークの時計がお気に入り。
ルブタンのヒールより、
履きやすいマニッシュな紐靴が好きという、
そんなマダムたち。

30歳でイヴ・サンローランに出会い、
オートクチュールをオーダーするようになったという、
ミッシェルは、
イヴ本人に、

「お尻がぺたんこだからパンタロンは似合わない」と言われたけど、どうしても着たくて、仕立ててもらったわ、
と、葉巻をくゆらす横顔が、
かっこよすぎる。
(たぶんいまは70歳ぐらい)

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映画のメイクアップアーティストをしている、
アニエスは、

「昔は黒子に徹してエッジの効いたデザインを楽しんで来たけど、今は、シンプルなデザインの、
オレンジや黄色、ピンクなど、
暖かみのある色にときめくわ」

そして、長年つきあってきた身体だから、
優しい素材でいたわってあげたいとも・・・

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かと思うと、
「定型を破るエネルギーを感じさせるモノに惹かれる」
というフランソワーズは、

25年も前に買ったヨージ・ヤマモトのワンピースを、
まるで今年のモードのように着こなす。

そして彼女のお気に入りは、
才能ある調香師に作ってもらった自分だけの香りと、
サングラスのコレクション。

いずれのマダムも、
一筋縄ではいかない、
歳月を経てつかみ取った、
深みのあるスタイルで、

やっぱりParisのマダムってすっごーーと、
思わずにいられません。

個人的には、
NYのマダムの、
サクマのドロップみたいなダイヤやエメラルド
クロコのダイヤ入りバーキンに、
歯を食いしばってルブタンを履くよ!
みたいな強気なマダムスタイルの方が、
好きだと思うんだけど(笑)

ここにいるマダムたちのように、
マルニのブラウスに、
コム・デ・ギャルソンのジャケット、
チャーチのスタッズ付きローファーというスタイルにも、
憧れるよね。

本の帯の裏に書かれた、
ココ・シャネルの言葉が、
またいいの。

『「着る物を選ぶ」ということは、
自分の生き方を選ぶことよ』

みなさまもぜひ、買ってみてね。




by madamregina | 2015-12-30 11:32 | Milan Fashion

プッチの魔力   

2007年 01月 13日





前回のミラノ出張で、何を血迷ったか、エミリオ・プッチのワンピースなんてものを買ってしまいました!

確かに昔からあの、サンサンとした太陽を思わせる、陽気なプッチ柄は嫌いじゃありませんでした。しかし、こう見えても、わたくし、ファッションに関してはコンサヴァ。
ラルフやバーバリーなどが好きで、まあ、ときどき豹及びアニマル系、マタギファッションなどにも手を出しますが、「プッチ的がらもん」の世界は最も遠い世界だった。

プッチは、スレンダーで美人な若い子の洋服!と決めてしまっておったのです。

だが!ミラノに行って驚きました。
プッチはマダムの領域だったのよ。
今回のミラノでも、毛皮の下はド派手なプッチのワンピってマダムがわんさかいましたから。

それで、日ごろは足を踏み入れることもない、モンテナポレオーネのプッチ店にふらふら~とまるで徘徊老人のように吸い寄せられたのがそもそものはじまり~。
わたしが試着したのは2007年春のピンクとブルーのいわゆる典型的なプッチ柄のワンピース。こんなの着てるのを友達に見つかったら、恥。死んでも似合あわないだろーと思いつつ、
鏡を見ると、ええええええーっ、これが、これがですよ、おどろくべきことに、なんだか自分じゃないみたい。えらく細く見えるじゃありませんかっ?


やっぱり年をいくごとに体型が崩れていきますよね。
なにせ、最近のわたくし、至上最高の体重記録してますから。
もうひどいもんやんねん。
そりゃ、見られたもんやあれへんねん。

でもプッチのワンピースって、
実はそんな崩れ気味の体型もカバーし、
女性らしいボディに見せてくれるよう、
考え抜かれて作られた、プリント柄とデザインだったんです。(特にシルクジャージ素材のものは、肌触りバツグンで、かなり温かい。またほとんど皺にならないので、旅に持っていくのもぴったり)

まさにエミリオ・プッチはちょい悪(体型が)マダムの味方だったのよ~。

さすがミラノマダムは鋭いわ。

by madamregina | 2007-01-13 16:37 | Milan Fashion