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緊急報告!ああパリ エルメス狂想曲   

2005年 12月 26日

パリより帰国しました。

家に帰ったら、雪、雪、雪。

玄関にも庭にも、3センチの雪が積もってて、

わたしはメイン州のストウにでも来たのか・・・

と思わず錯覚しましたけん。



いやー、それにしても、大変な雪だったですよ。

これまでの人生で、水道管が凍るなんてこと、

ありましたやろか?

さきほどゴミを捨てにいくときも、

LLビーンの雪靴を履いていったわたくし。

まさか、十年前にメイン州のLLビーン本店で買った

この靴が役立つときが来るとは、

さらに日常生活で履くときが来るとは、

誰が想像したっ?



やっぱ、「ガラクタ捨てれば未来は開ける」ばかりに

とらわれていてはいかん。

ガラクタもこうして役にたつことがあるのね。



さて、パリはクリスマスシーズン真っ只中でした。

24 フォーブルサントノーレの我らがエルメス本店も

どえらいことになってました。



な、な、なんと!

これまで封印されていた(いつ?)

バーキン大量放出やんかあああ。

ぎょええええええ。



先月行った時、

「あのぉーバーキンありますのことか?」

と問い掛けても、店員さんはいつものごとく

「・・・いえ、ございません(なものあるわけねーだろー」

の対応でした。



そ、そ、それが朝11時ごろ突入し

(エルメスには開店10時15分に突撃するのが常識らしいけど、

この日は遅刻したのよ)

おそるおそる

「今日はバーキンなんて入ってるかしら?

まさかねー」と卑屈な笑いを浮かべたわたくしに、

日本人スタッフのその方が

「ちょっと待ってください!」

とコンピューターの前に小走りに行ったではないですか?

えーっただものじゃないわよ、この空気。



で、持ってきてくれたのが、

30センチのブルージーン×シルバーと

35センチのモスグリーン×シルバー。



もうこの先、35センチのバーキンになど出会うこともないし、

色は何色でもいいっと一瞬思ったけど、

ふと隣りを見ると、

アメリカ人初老カップルが、

なんと!30センチ黒×シルバーと

同じく黒40センチを見ているではないですかっ?

「あのー、彼ら、あれ買うかしら?」

と日本人店員さんに聞くわたし。

「うーん。わたしの勘ではたぶん買わないと思いますよ。」

(ほんまかい?)

「えっ?ほんと?わたしが欲しいのは35センチなんですけど、

もし彼らが買わなかったら、40センチでもいいわ」

とわたし。

「じゃ、ちょっと待っててください。

いま彼らに確認しにいくと、ヘンな購買意欲を

逆にもたれて、欲しくなくても買ってしまわれることも

ありますから」

ええエエーッツ?

約70万円ものバーキンを

単に他の人に渡したくない一心で、

欲しくなくても買ううううう?

なことがあるのん?



おそるべし、エルメス。

で、わたくしは、2階の手帳売場で

2006年のレフィルを買いに行った。

レフィルだけで1万円はするので、ずっと躊躇してたけど、

そうしたら、持ってる手帳は何の役にも立たなくなると

思い直して、泣きながら買うことにする。



そうこうするうちに、

バーキンカップルも退散したと思い、

下に降りていくと、まだいるではないか?!

しかも、なんだかお勘定してる様子。



担当の店員さんを探すと、

「やっぱり、買われたみたいんですね」

「40センチ?30センチ?」

「なんか両方買うみたいですよ」

「・・・・(あなたの勘も当たりませんことね)」

あきらめて帰ろうとするわたしに、

その人は再び、コンピューターの前へ走っていった。

「お客さま、たったいま35センチの黒が入った模様です」

ぎょえええええええっ?

35センチ黒×シルバーはいちばん欲しいやつやん。

「ちょっと待ってください」

と奥へ。

で、持ってこられたオレンジの箱は

ビニールで封印され、そこから出てきたブラックバーキン・・

美しいわ。素敵だわ。

「このバーキンはお客さまのためにあったんですね。

お客さま、ほんとうに運がいいですわよ」

(????)



さて、どうする?

お値段4700ユーロ。

1ユーロ143円として約68万円。

レタックスされて、60万円ちょっとか。

ううううう。買う?こんな高いもん?

ほんとに欲しい?こんな重いもん?

何年か前ロンドンのハロッズで出会ったときも、

結局買わなかったおいら。



で、わたしが買ったかどうかはみなさまの想像におまかせします。



それにしても、

この時期のエルメス本店はまさに戦場でした。

というよりウォール街、ストックマーケットか?

刻々と変わる「市場」。

携帯片手に国際電話している日本人観光客。

アメリカ人もフランス人も

ケリーやバーキン、何の躊躇もなく買い捲ってます。

ヘンだ。ぜったいヘンだ。こんな風景。



だけど久々にお買い物アドレナリン放出できて、

楽しかったわー。



ちなみに今回のホテルは

フォーシーズンズジョルジュサンク。

ひえええええ。

マジでわたしのホテル至上、3本の指に輝く

最高のホテルでした。

同時期歌姫マライヤも泊まってました。



ではパリの優雅なホテルライフに関しては、

後日レポートいたしますことよ。

by madamregina | 2005-12-26 22:55 | Hermes | Comments(0)