昨日、
兵庫県立芸術文化センターの
KOBELCOで、
「ウエスト・サイド・ストーリー」を観て来ましたっ!
いやあ、もう感動したわー。
興奮したわ~。
やっぱりジェローム・ロビンスの振りつけは、クールすぎるっ。
50年立っても、ぜんぜん古くないどころか、
返って新鮮に心に焼き付いてしまいました~。
今回の作品は、
2007年に50周年を迎えた年を記念し、
「50周年ワールドツアー」として
ヨーロッパツアーを行った特別プロダクションの来日公演。
パリのシャトレ座やロンドンのサドラーズ・ウェルズ劇場等でもチケットは完売、
大好評を博した作品です。
なんたって、ウエスト・サイド・ストーリーはミュージカルの金字塔、頂点にある
世界中の人が知る永遠の名作ですもんっ。
根底にロミオとジュリエットのあの悲恋物語があり、
アメリカの人種差別など、社会的背景もくっきりと描いた作品です。
作詞は、ソンドハイム。
ミュージカル界の大御所です。
もう、あの100万回は聴いたであろう、
バーンスタインの名曲、たった一音が流れただけで、
わたくし、もはや恍惚、夢の中。
まったくもって、現実社会から隔絶されてしまいました~。
今回、わたしの大好きなお友達が、
なんと、このチケットをプレゼントしてくれたんですっ。
し、し、しかも、
シートは2列目ほぼ、中央(きゃああーっ)
キャストの汗しぶきが飛んできそうで、
すぐ前のオケピの演奏者たちの表情や、
指揮者の動きもビビッドに感じられる、
最高のシートでありましたっ。
それにしても!
不覚だったのは、
このホールの素晴らしさを、いままで無視しておったことであります。
ああ、素敵すぎますっ。
オープンした当初は、
我が家からも近いし、行きたいわね~とは思っていましたが、
こんなことを言うとなんですが、
わたくし、あまり日本のホール、劇場には、
期待してなかったんです(ごめんっ)
そのアトモスフェアっていうのが、
夢見させてくれる空間とはちょっと違って、
せっかくいい作品を見ても、
すぐに現実に戻される~というか、
NYのメトやミラノのスカラ座や、
ウエストエンドの劇場や、
ヨーロッパ各地にあるホールとは
やっぱりどこか、違いましたから。
それがっ!
こちらのホールは、
もはやNYのメトなみに、わたくし、すんばらしいっ!と大感激いたしました。
音響も最高。
何より、そこに身をおくだけで、
しゃーっと、夢の世界へ、というものすごくいい「気」がつまっているんです。
2005年オープンしたときは、
館内に入ってるイタリアンレストラン「イグレック」のプレ取材で訪れましたが、
そのときは、それほどまでに、感じなかったのよね~。
たくさんの名作品とその舞台を観た観客の感動、
そして演じる人たち、演奏する人たちのエネルギーが混ざり合って、
おそらくこの4年間で、あっという間に熟成されたのね。
極上のボルドーのワインのように。
すでにこのホールには音楽の神様がいらっしゃると実感いたしました。
開幕前にお友達と、ホールのバーで、
ローランペリエのシャンパンを飲んだのですが、
いいですよっ。
やっぱり舞台の前のシャンパンはっ。
感動がひとしお。
興奮も倍増。
わたくし、かつて10年近く、
ミュージカルやオペラにハマって、
NYやLondonに通いつめ、
もはや、ホームレスになるぐらいに
$$$$$をつぎ込みました(あの時のお金誰か返してえええええっ)
でも思うに、かつてストラット・フォード・アポン・エイボンで観たシェイクスピアや、
オランダのマジェスティック劇場で観たオペラ座や、
世界各地の劇場で感動し涙し、そしてまた、
幕間に飲んだワインやシャンパンの味は、
一生記憶に刻まれた、最高の宝物であるということが、
昨日、ようやく実感できたんでありますっ。
今回観た、
「ウエスト・サイド・ストーリー」も
確実に、わたしの心に手形のようにくっきりと残る作品でした。
しかし、大変ヤバいのは、
またもやミュージカル熱再燃って感じで、
というより劇場の魔力にとりつかれ、
英国巡業の旅に出そうな予感っ(ひぃ)
公演は明日まで。
今日もありますよ~。
急げばまだ間に合うかも。
そして明日16日の公演は、ジャパンツアーの最終日です。
公式ホームページは
こちら。
※上の写真はそれぞれのHPから拝借いたしました。