男とお金   

2009年 03月 27日

「そこのべっぴんさんに生1丁!」
今夜も砂漠な心を癒してくれる
酒場の愛しきアニキたちへ。

夜の街でも、昼の街でも、お金の扱い方が野暮な男はモテない。そんならお金を持ってる男の方が有利やんと思う人はもうすでに野暮です。お金における男前度は、当たり前だけど金額の多寡では決まらない。男にはお金の出し方、使い方にこそ粋さを持ってもらいたい、と私たち街の女は日々密かに願ってる。

たとえば「奢る」という行為。これはある意味奢られる以上に男気、粋さ、品性が問われる街的男前偏差値を左右する奥深い問題です。先日も若いOLから、たった700円で3万円を棒に振ったタコの話を聞いた。その男は割烹で3万円奢ってくれたが、高速に入るときノタマッタ。「細かいのないから700円出しといてくれる?」。セッコ~!細かいのないって10万円札かい?もちろん、彼女だって高速代ぐらい出そうと思ってた。でも先に言われると、感謝の気持ちも零下1000度へ急降下。「700円ぐらいいいやん」と思うかも知れないけど、問題は金額の大小じゃない。じゃ、何だ?それは「3万円も奢ってもらったんだから700円ぐらい出してもらって当たり前」というセコイ心理。そこがいやだ。「驕った考え」は、こういうことを言うんですかね。

シャンパンをケチったばかりに北新地のクラブで300万円払うはめになった東大出のオジサンもいる。そのママによって生涯初めての恋を知ったオジサンは日々クラブに通いつめお金を湯水のごとく使っていた。しかしある日ママの誕生日に「シャンパン取ってもいい?」と言ったのに「焼酎のお湯割りにして」。このたった一言の焼酎お湯割り発言でセコさを露呈。いままでの努力も水の泡。ママはもう二度ときてもらいたくないと思い「ありがとうございます。本日のお支払いは300万円です」と言った。が、懲りないオジサンは後日100万円振り込んだ。ママは即返金。結局どうなったか?ママさんを忘れられないオジサンは泣きながら300万円を支払ったとか。「いずれにしてもセコすぎる」とママ。これは特殊なケースだとしても、街で粋に遊ぶには覚悟がいります。300万円払ってもセコいと言われるんだから。だからお金の多寡じゃないんだって。

そうかと思えば、豪華なお寿司屋さんで隣り合わせに座り、ちょっとお話ししただけで、知らない間に私の分まで支払ってくれた足長おじさんもいる。もちろんお互いの名前も知らないし、その後なんの関わりもない。酒場で見ず知らずの人から驕ってもらうという女友達はけっこういる。いえ、私たちただでお酒やご飯をいただけてラッキーなんて思ってるセコイ女じゃありません。自分が食べた分くらい自分で支払うのは街の掟。それでも、時として下心やビジネスライクじゃないところで男に奢ってもらえるお酒やご飯はうれしい。そこに男の粋さを感じるから。

by madamregina | 2009-03-27 16:32 | Diary | Comments(0)