ブノワ初日、星振るパリの味②   

2008年 10月 14日



ブノワ初日突撃の日からもう10日以上たってしまったのね~(遠い目)
今日の日記も長いよ~。
長すぎるよ~。

いやあ、それにしても楽しい宴でありました。

あの後、デュカスの大阪の片腕と言っても
過言ではない、
ブノワのコンセプトワークをしている江弘毅さんから電話があったので、

「江さん、ものすっごいパリの味したわー。美味しかったあああ!」
と言うと、

「そやろー、自分ら、めちゃくちゃラッキーやったぞ。
あの日はパリの『アラン・デュカス』のシェフも来てたんや」


とのこと。

ひゃっ、プラザ・アテネのあのシェフさんたちですかっ?!
(だったらその日プラザ・アテネで食べた方気の毒やーん)

もちろん、ブノワ大阪の凄腕エグゼクティブシェフの大東さん、
江さんが「めっちゃくちゃエリートで頭ええで!
と手放しで褒めるコーポレートシェフのマッシモさんたちの
パワーも加味されての、パリの味なんだけど・・・。

それにしても!
この手のレストランにはほんまにがっかりされどうしだったんです。
(鳴り物入りで大阪に上陸する、パリやミラノや東京やらの名物レストランね)

だからブノワでも
お料理の味を期待するっていうより、
初日ご機嫌なメンバーで突撃~というそのイベント性によりときめいていたわけで。

お料理はほとんど期待してなかったもん(ぎょええええーっ)

江さんにそのことを言うと、
「おお、わかるわかる。
俺ら、長い間裏切られ続けてきたもんなー」
と気持ちわかってもらって、
さすが江さん!とうれしくなりました。

初日、江さんたちは、デュカス氏とグループ・アラン・デュカスの日本代表ルノーさんと
3人でカウンターで試食をされていたのだけど、
なんと!デュカス氏は、カウンターからすっとキッチンに立っていき、
さささーっとバツグンの料理を作って、
それを江さんたちは食べたそうな(ひえええええーっ)

「デュカスは実業家とかとちゃうぞ!ほんまに根っから料理が好きで
たまらん料理人やで」

と江さんも感激してはりました~。

そういえば、インタビューしたとき、
「日々世界中を巡るあなたがいちばんのんびりされるときは?」
と聞くと、
プロヴァンスの田舎にある家でゆっくりするときで、
キッチンにも立つよ!と言ってました~。

そのとき
「アシスタントはいるんだけど、その人は料理がヘタなんだよ。
でも口はうるさい!」

と言ったあと、
「そのアシスタントは、僕の奥さんなんだけどね」
と笑ってましたっけ。

で、前置き長くなりましたが(またかいっ?)

最初のアミューズから、ほんとにパリの味で
(日本のどんなフレンチレストランでも出せない味)
感動しましたあああ。

特に一同一瞬、会話が途切れたのが、

VELOUTE D'ECREVISSES, essence de champignons sauvages
  岡山産エクルヴィスのヴルーテ 木の子エッセンス


こ、こ、これはああああ、
8年前、パリの「アラン・デュカス」でいただいた
その味とまさに同じ!!

エクルヴィス(ザリガニ)はフレンチでは定番の料理だけど、
海老の頭のミソや殻で出したスープがもう、最高!
志摩観光ホテル「ラメール」の最盛期に出された
伊勢えびのスープにも似てます(笑)



料理が出されるときは、スープはあとで入れてくれるのですが、
これがまた、香ばしい香りがあたりに充満して、たまらんっ。

そして、待ちに待ったフォアグラよっ



この大きさどう?


ここでフォアグラ回想入ります(長いよ~)


思えば、フォアグラな人生だった・・・・・。

あっちに大きなフォアグラがあると聞けば飛び、
こっちにぶっといフォアグラがあると聞けばひれ伏し。
(超フレッシュというのは前提よっ)

そんな我がフォアグラ人生で
そうとう感動したのは、ベルギーの農家風オーベルジュでいただいた
とれたてほっかほか生フォアちゃんの激レアソテー。

イングランド西部の貴族の館でいただいた、
超フレッシュフォアグラの天ぷら(フリーッターね)
は3日続けていただきましたっ。

LAのビバリーヒルズのセレブ御用達SPAGOで食べたフォアグラも
強烈でした。
超絶フォアグラ3種盛り。
ソテー、パテ、テリーヌいずれもサイッコーレベルっ。

やっぱりブラピやトム・クルーズが来るしね~。
ええフォアグラ仕入れています。

NYのブーレーが光り輝いていた90年代にいただいた(どんなけ昔?)
ゲランドの塩だけでソテーした、
シンプルフォアちゃんも素晴らしかったわ~。

フランス、シャンパーニュのランスにある
シャトーオーベルジュ「クレイエール」
でいただいたとろっとろのソテーは
脳みそまで溶ける卒倒級、悶絶級の味でした。



いや、そんなおいらのフォアグラ自慢はさておき!


そういえば、こんなカナシイ出来事もありました。

フォアグラを一度死ぬほど食べたいと思い、
フランスから冷凍ものを買って帰りましたわー(ひーっ)

で、我が家のフライパンで炒め、
フォア丼(えっ)にして食べた日には、
ふたくち食べただけで、ギブアップよっ。

もうなんか、ぎっとぎとに脂っぽくて、
このわたくしが、
半年ほどはフォアグラ・ラマダンしたぐらいですから。

かように、
極上フォアグラに出会うために、
イバラの獣道を歩んできたおいら。

そうして・・・。
メタボ道を歩みはじめた昨今、
フォアグラは天敵とばかりに、
我が人生から遠ざけておりましたのよっ。

そんな中、先日のブノワでいただいたフォアグラ!

ひえええええーっ
まさに我がフォアグラ一本道の中でもかなり上位を行く、
デカさ、うまさ、とろけ具合、上品さにおいて超逸品。

見れば陶酔!嗅げば恍惚!
一生口の中にとどめておきたいと思ったのでありますっ!

そのお皿もいたってシンプル。
焼き洋ナシを添えただけ。

特有の甘苦いソースなんかでごまかさず、
まさにフォアグラの真髄を真実一路なまでに昇華させた
シンプルすぎる味付け(ほぼゲランドのみ)
にノックアウトされたのでありました~。
ぜんぜん脂っこくないし~。

極上ふぐの白子状態。

うますぎました


そういえば、デュカス様のフランスの実家は、
フォアグラを主に育てる農家だったとのことですから。


フォアグラ選定においても、
幼少期からフォアグラを知り抜くデュカスさまの右に出る者はいないでしょう。


もちろんその他で出されたエスカルゴも絶品だったし、
デセールのチョコケーキもスイート&ビターでおいしっ。

そんなわけで、魅惑のディネの後に、
ブノワの総支配人、山本良樹さんと
記念撮影する図がいっちばん上の写真であります~。

上段左端が山本さん。
その他のメンバーについてはこちらをご覧になってね。



山本さんはリッツ・カールトンのシャンタオなどで
勤務ののち、バリのブルガリ・ホテル&リゾーツや
南仏などでキャリアを積んだサービスのプロ。

なんともチャーミングな笑顔で、
ゲストの気分を盛り上げてくれます~。

ブノワへは東京のブルガリ・カフェで勤務していたときに、
ヘッドハンティングされて入られたとのこと~。

また行きたいお店が出来ました~。

・・・・と長すぎるので、そろそろこのへんで、
無難に、唐突に、締めくくりたいと思います(ひーっ)

by madamregina | 2008-10-14 11:49 | Diary | Comments(0)