愛の思い出救出大作戦っ! |
2008年 10月 28日 |
いきなりですが、
アメリカでどこのホテルが好き?
と聞かれたら、わたくし真っ先に
Wheatleign
と答えます。
ボストン郊外のLENOXにある小さなカントリーイン。
レナード・バーンスタインが、
タングルウッド音楽祭のとき常宿にしていた、
森と湖に囲まれたすてきーなホテルです。
こちらでの思い出も、
つれないあいつ、バイ男のハートに、
埋め込まれたまんまよっ(きーっ)
さて、このようにわたしがこれまで海外を旅し、
そこで激写してきた膨大な画像データが、
消滅寸前となっていた発狂寸前の夜、
1通のメールが届きました。
同級生Mちゃんの息子さん、高校生のK君からです。
「VAIO君が脳死したとのこと、
心中お察しいたします。
でも完全死はしていませんので
ご安心ください。
考えられる救済方法は
1)Windowsのセーフモードで立ち上げて救出。
2)LinuxのKNOPPIXをCDに焼いて、
Windowsのシステムを使わずに、
HDDにアクセスし、救出。
これやったら、BIOS壊れてなかったら、
明日中にでもデータ救出が出来ます!
なんせ、僕はかなりPCに詳しいと思います。
オタクではないですけど(笑)。
なんやったら出張修理に行かしていただきまっせ~」
きゃああーっ。
わたしがまさに望んでいたのは、
この「出張修理」ですっ。
宅急便で送ったら、なんとかできるかも・・・
と言ってくださった方は数人いらしたのですが、
もう、そんな梱包する心の余裕はなく、
バリ出発を控え、気分は動転しまくり、
家中、しっちゃかめっちゃか。
そんな中の超うれしいお申し出!
いままでたった一度しか会ったことがなかった、
K君でしたが、おやさしいお言葉に甘えて、
さっそく来ていただくことにいたしました。
けれど、K君の言う
1)Windowsのセーフモードで立ち上げて救出
はすでにVAIOカスタマーセンターの人の誘導で、実行済みで
その努力も虚しく、マイドキュメントやその他のデータを
移動するのはむりー。
何か片意地なまでにかたまっておるのだ(きーっ、きーっ)
VAIO担当者が教えてくれた最終手段は
「HDDを取り出し、そこからデータを抜き取るぐらいしかないでしょうか」(がーん。
そんなこと、ようしません)
さらに「システム復元するとPCは使えますが、
保存されたデータはすべて消滅しますので」(ぎょええええーっ)
とも教えてくれました(この時点でもはやがっくし)
しかし、
2)LinuxのKNOPPIXをCDに焼いて、
Windowsのシステムを使わずに、
HDDにアクセスし、救出。
これやったら、BIOS壊れてなかったら、
明日中にでもデータ救出が出来ます!
・・・・・???
これは、スワヒリ語か、
ロシアの暗号文書のようで、
世界一PC無知のわたくしにはもはや解読不可能。
そんなわけで、
学校帰り、ミッションを果たすため、
MIのトム・クルーズのごとく、
ぎっしりと詰まった
「マダム救出セット(@K君」
を持参して、
我が家にやってきてくれたK君。
用意してきてくれたディスクを入れて、
画面を立ち上げ、
マトリックスのような英語や数字の羅列画面を
操って、ささささーっと
マイドキュメント&マイピクチャーをCDに焼付け、
その他重要な仕事関係のデータも
さくさく~っとコピー完了!
「これでとにかくデータは保存されました。
でもマダムさん、これからはちゃんとバックアップを
徹底させてくださいね~。
そしてもう少し、PCについて、お勉強してくださいね~」
と素敵な言葉を残して立ち去りました。
きゃああああーっ。
なんてカッコイイのぉ?!
わたくしの目はもはやK君にハートマークよ(ひ-っ)
わたくし、こんな息子が欲しいっ!
いや、あと20歳若かったら(もっとでしょう?)
こんな彼が欲しいっ(殴、殴)
K君、本当にありがとうございましたっ!
あなたはわたしのヒーローですっ。
これからはK君のように、かっこよくて、
頭が良くて、仕事が出来て、やさしいハートをもった「彼」を
探します(はあと)
とはいえ、バイ男もまだシステム復元すれば
もう少し使えるとのことですので、
これまた強力な助っ人に
ゆだねることとなりました。
バリ島から帰国すれば、
元通りになっているとのことです。
K君の、惚れ惚れするような見事な手腕のお蔭で、
VAIO救出作戦は
こうして幕を下ろしたのであった・・・・・・・・。
ふーっ。
by madamregina | 2008-10-28 19:20 | Diary | Comments(0)