ルノワールのディナー@ブノワ大阪   

2010年 05月 07日



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今日はル・コントワール・ド・ブノワ

開催中の特別ディナーを頂いてきましたー。

あのマドモアゼルの会以来です。





エントランスで出迎えてくださったのは、

ブノワの顔ともいえる、

メートル・ド・テル、山本総支配人。


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5時半すぎという早い予約で、

わたしたち、いちばん乗り~。

ウェイティングバーもいい感じ。

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スタートしたばかりの店内は、

空気がきらきら輝いていて、とっても新鮮。

レイモンド・チャンドラーの「長いお別れ」に出てくる

「僕はまだ開いたばかりのバーが好きなんだ」

という、テリーのあのセリフを思い起こさせるような、

カトラリーもナフキンも、テーブルも、タイルの床も、シャンデリアも

何もかもがぴかぴかに光ってて、とーっても気持ちいいっ。

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まずはやっぱり、ピンクの泡からスタートです。

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アミューズと共に、いただきます。

仕事が終わったあとの、一杯、サイッコーっす。

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窓の外の風景も、ブルーグレーに暮れなずんできました。

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そして、

本日いただくのは、現在中之島の国立国際美術館で開催中の

「ルノワールー伝統と革新」とのコラボで生まれた、特別メニュー。

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大東和彦総料理長が、

ルノワールのエピソードや当事の食文化を頼りに、

アレンジしたスペシャルなメニューです。

まず最初に出された一皿は、

「フランス産グルヌイユのベニエ」

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メニューに書かれているように、

ルノワールが生きた時代を彷彿とさせるような、

フランスの田舎の、のどかな空気感と

緑溢れる自然や川辺の情景が、

浮かび上がるような味わい。

グルヌイエ(かえる)は、

うんと昔にパリのデュカスで食べて、腰を抜かすほど、美味しくて、

ひえええーっとなった味でしたが、

今日のかえるも負けていなかったわー。

ふんわり、こっくりのフリッターとの相性もバツグン。

で、ちょいワル、ちょいワルソムリエ(笑)とみなから慕われている

浦上チーフソムリエがこの一皿にあわせてくださったのが、

こちら、南仏の白ワイン。リムー。


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オークの香りがきりっと効いた、初夏にぴったりの軽い白。

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つぎのお料理は、

ルノワールの作品「ムール貝採り」からインスピレーションを得たという、

ムール貝とサフランのクリームスープ。

で、スープ、ブリテといえば、まず、スープなしで素材のみが出てくる

ブノワお約束のこんな一皿。ムール貝ぷりっぷりです。

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ムール貝にはポテトのフリッツというのが、黄金のコンビとされていますが、

今回は付け合せではなく、

ポテトピューレとしてお皿の中にひっそりとおさまっています。

で、こちらに、サフラン風味のクリームスープを注いでくださって、

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きゃああ、お皿いっぱいになみなみと注がれたスープはもうーっ、たまらんっ

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クリーミーで、濃厚で、ムール貝のエキスむんむんっ。

じんわりと心も体もあったまるスープ。

おいしいいいいいいいいいいっ。

ルノワールもこんなスープ飲んでたんでしょうか。

そしてメインは、

ルノワールの妻、アリーヌが毎週土曜日に、

お客様をもてなすために作っていたといわれる、お料理の再現。

あったかくて、優しい味わいの「牛肉のポトフ」です。


スタッフ二人がかりで、運んできてくれました。

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ふたを開けたとたん、きゃーっ、なんていい香り。くんくん、ずっと匂っていたいわー。

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それぞれのお皿に取り分けていただきます。

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この一皿に、ちょいワルオヤジ、ちょいワルソムリエが選んでくださったのが、

こちらの赤ワイン。

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山本総支配人がサーブしてくださいます。

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う、うまかーっ。

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そして、牛肉のポトフは、びっくりするほどあっさりしていて、

お肉がとろんとろんのぶにゅんぶにゅん。うっまー。

じっくり炊きこんだお肉は、ともすればカスッカスになったりしますが、

そこはさすが、ブノワのテクニック。

もうほんまに、とろけてとけそうなお肉です。

ホースラディッシュとレモンジュースを入れたピューレを少々つければ、

これまたソースに深みが増します。


ほーんとにもう、大満足のルノワールディナー。


でもまだデザートがありますよっ。


「ショコラとフランボワーズのソース、バラの香りのグラス」

可憐な花の絵やいきいきとした果物の絵を

数多く残した、ルノワールの絵画を、

視覚から、味覚にして表現した一皿。

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山本総支配人が、

「こちらのデザートには、やっぱりこの食後のワインでしょう?」

と持ってきてくださったのは、こちら。

ピノー・デ・シャラント7年。

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見て!

このハッピーな笑顔っ。

すべてのゲストを幸福にしてくれる、魔法の笑顔よね。

そういえば、山本総支配人は、フランス語も英語も出来る人なんですが、

「フランス語はどちらで学ばれたのですか?」

の質問に、

「あ、コート・ダ・ジュールで」

とお答えになり、思わず、


「きゃーカッケー。人生で一度ぐらい、そんなセリフを言ってみたい」

と返したのでした(いや、ほんま)



何でも23歳のとき、当事ホテルプラザのステファン・ランボーのフレンチで

働いていらっしゃった山本さんは、

ランボーがやめて、フランスにもどったとき、

彼も一緒にフランスへ。

そしてランボーがシェフを務めるミシュラン3ツ星だった「ロアジス」

でサービス係として1年間働いた経験がおありなのだとか。

その後、リッツ・カールトンホテル大阪やブルガリジャパンでキャリアを磨いたあと、

ヘッドハンティングされて、

ブノワにいらした筋金入りのサービスマンなのですね。


そのときランボー氏からプレゼントされたという、

フレンチの料理本を見せてくださいました。


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当事30代で6ツ星シェフとなった、

アラン・デュカスも登場しています。

「ブノワで働くことになって、サインをもらったんですよ」

とうれしそうな山本さん。

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実はわたくし、南仏には行ったことがありません。

パリやカレーや、シャンパーニュやブルターニュあたりは何度も訪れているのですが、

なぜか縁がなかった南仏。

それが、山本総支配人にこんな本までいただいて、

もうこれはぜったい、南仏がわたしを呼んでいるーと勝手に解釈。

いくしかないねー。

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えと、ちなみにこの食後のワインは、

コニャックと葡萄果汁のブレンドで、

糖度がしっかりしているのに、喉越し超あっさりの恐るべき美味しさっ!

樽の風味とくらくらするような芳醇な香りに、やられたー。

いや、もうこれ、何杯でも飲めますわー。

山本総支配人もいま、このワインにハマっているとのことで、

チョコレートにもフォアグラにも合うと絶賛。



「でも、実は赤ワインとショコラの相性もバツグンなんですよ」

とプライベートでも美味なるワインをがんがん飲まれている、

通がすすめる食後のワイン。

あなたもいかが?




デザートのあとは、カプチーノをいただきました。

エスプレッソと、65-66度にあっためて、泡立てたミルクを、

テーブルに別々に持ってきて、

山本総支配人が、目の前で、こーんなカプチーノを作ってくださいました!

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ひとくち含むと、口の中で、クリーミィさ炸裂っ!

そんもって、超まろやかー。

ひええええーっ。めちゃくちゃ美味しい!


聞けば、山本総支配人が以前、働いていらっしゃった、ブルガリジャパンの、

表参道にあるブルガリカフェにいらしたとき、

バリスタの山森さんという方から伝授された、作り方なのだとか。

この山森さんは、イタリアミラノの、GUCCIカフェにいらして

その後、ブルガリに引き抜かれた凄腕バリスタ。

さすが、イタリア、ミラノの味わいでしたわー。


以下こちらに続く~

by madamregina | 2010-05-07 23:53 | Alan Ducas | Comments(4)

Commented by Takako at 2010-05-09 17:26 x
はじめまして、マダム。

もう、2年ぐらい前から、マダムのブログのファンで、
いつも楽しみに拝見していますが、
コメントさせていただくのははじめてです。
どきどき。

ブノア、以前からずっと行ってみたいと思っていまして、
今回のブログを拝見して、
ルノワール展を見たあとに行くことにしました。
こんな素敵なスタッフの方がいらっしゃるレストラン、
ぜひぜひのぞいてみたいです。

マダムのお洋服もとってもすてき。

これからもブログ楽しみにしています。
Commented at 2010-05-09 17:27 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by madamregina at 2010-05-10 01:00
☆Takakoさまっ

はじめまして!
いつもブログを見てくださっているなんて、
うれしーです。

ブノワ、ほんとうにおすすめです。
スタッフのみなさんの笑顔と飛びきりのホスピタリティで、
お店を出られるときには、ハッピーな気分になられていることと、
思います。

ランチもいいのですが、ディナーで眺める大阪の夜景も最高です!

ルノワール展に行かれるのですね!
では入場券の半券を忘れずお持ちくださいませ(笑)
Commented by madamregina at 2010-05-10 01:03
☆鍵コメさま

はじめまして。
美味しそうでしょう?ブノワのお料理。

パリのビストロと大阪ならではのテイストが融合した、
素敵な空間で、
ぜひぜひルノワールのメニューお楽しみくださいね。

ドレスコードはカジュアルリッチでいいのでは?

そうそう。
17歳の肖像もはじまりますので、
映画を見られてから、ディナーというのも素敵ですよね。