【タカラヅカについて一言申し上げまPART 2】   

2018年 11月 01日


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この前のブログの続きです。




確かにわたしも最初、

タカラヅカの舞台を観たとき、

椅子から転げ落ちそうになるほど、へたっぴな人もいました。笑

やっぱり本場のミュージカルよね、

ブロードウェイよね、

ウェストエンドよね。


声量が違うもん。

と、タカラヅカ、いや日本のミュージカルには、ずっと興味が湧かなかったわけですが、

いま、やっとわかったことがある。


それはタカラヅカは別物ってこと。


あるとき、宝塚大劇場での

エリザベート千秋楽の日。


舞台がはじまる前に、

劇場内のカフェで

ひとりサンドイッチを食べていると、


隣りにいらっしゃったマダム二人と、

お話することに。


キリっとした着物に身を包んだ彼女たちは、

もう50年以上タカラヅカを観てきましたよ…と。

え?おいくつかと思えば、

とうに80歳はこえておられてびっくり。


いろいろお話していると、

NYにもロンドンにも、行きました。


エリザベートが大好き、というマダムは

「ウィーンまで行きましたよ」と

なつかしそうに教えてくれました。


わたしたちは、タカラヅカが人生の楽しみだから、

この近くに住んでいるの…

と、いたづらっ子のように語る彼女たち。

ああ、これぞわたしが目指す未来だわ。


この日わたしはレジィーナの星柄のスーツを着ていたんだけど、

ひとりのマダムが

「あなたは、音楽関係の方?

素敵なお洋服ね」


きゃ。

こんな美意識の高いマダムたちに褒めて頂けて、幸せ。


彼女たちは、ではお先に…と出て行かれ

わたしも少しして劇場前まで行くと

開場を待つ人の列が出来ていて、

なんとその先頭にさきほどの彼女たちが

いるではないですか?


二人ともきらっきらっな瞳に

好奇心でいっぱいの表情を

浮かべて、

それはまるで

思春期真っ只中のティーンエイジャーのようで…。 きっと、誰よりもいちばん最初に劇場に入り、

あの、芝居好きなら誰もが愛して止まない、幕が開く前のざわざわと心が波打つひとときを過ごすことを楽しみにされているのだな、と。


また、ある日の観劇では、

隣りに銀髪のエレガントなマダムが座られ、お話しを聞いていると

なんと90歳!

杖こそ持たれているものの、

凛と姿勢も美しく、

レースのお洋服が素敵なんです。 「わたくしは、もう60年、タカラヅカを観続けております。若いころは追っかけもしましたよ」

と、驚くほど艶々のお肌で教えてくれました。


そのマダムは、

これまでタカラヅカで上演されたエリザベートをすべてご覧になったそう。 「10回目の月組のエリザベートを観るのを今日は楽しみにしてきました。

10人目のトートもね」


10人目のトート、

それはわたしも大好きな珠城りょうさんっ!


そのとき、わたしたちの席は15列目だったんだけど、

「舞台全体を楽しむにはいいお席ね。でも、好きな人を観るときは、前がいいわね」


おお、わかっていらっしゃる!

わたしも珠城さんを前方で観たかったー。


ちなみにこのマダムも、

タカラヅカだけではなくお芝居が好きで、ロンドンにシェイクスピア劇を観に行かれたり、

NYのメトでオペラを楽しみ、

ブロードウェイでミュージカルもたくさんご覧になったそう。


で、舞台が終わって聞いてみました。

「10人目のトート、いかがでしたか?」 すると間髪おかず、

「とてもいいわね。死神にしてはちょっと生き生きとしていたけれど、それが彼女の個性となり舞台に華やぎをもたらせています。姿も美しく、歌もいい。

素晴らしいスターになる人ね」



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あ、珠城さんはすでにトップスターですが、きっとまだまだビッグになられると言うことですね。

わたしはまるで自分の娘が褒められたみたいにうれしく、泣きそうになりましたよ…


こんな感性の高い、目の肥えた彼女たちの心を半世紀以上も捉え、飽きさせることなくずっとずっと、

引きつけ続けるタカラヅカという存在。


素晴らしいよね。


そして、

80歳、90歳をこえた彼女たちを

あんなにもぴかぴかに輝かせることが出来るタカラヅカの底力を改めて感じ、

ああ、これぞタカラヅカの文化なんだ…とうれしくなりました。


彼女たちが愛したタカラヅカ文化は、

次の世代へ、また次へと

間違いなく受け継がれていくでしょう。


タカラヅカって、

やっぱり、最高。


#タカラヅカ#宝塚#美の殿堂#人生の楽しみ#パワースポット#エリザベート#珠城りょう


by madamregina | 2018-11-01 22:32 | Takarazuka | Comments(0)