2008年 08月 09日 ( 1 )   

殴りこむ女、または戦う女   

2008年 08月 09日


ちわーっす。
昨日のオリンピック開会式はごっつかったですね~。
感動しました。

いやしかし、美声を披露してくれたサラ・ブライトマンが
ちょっとのすきに20歳ぐらい若返ってたのが
気になった。

10年ぐらい前、
ロンドンのロイヤルアルバートホールで見た生サラは
確か、たぬきの大ボスってほどの貫禄で、

こわいぐらいのデブリンチョであったはずなのに、
サラの美貌はまた甦っております。

世界のディーバもアンチエイジングと日々戦っているんですね。
えらいぞ、サラ!

でもって、今日はWOWOWで、これまた戦う日本の女を観ました。

山本里美 ~パリコレクションへの挑戦状~

ファッションデザイナーの山本里美さんは33歳。

自らのブランド「LIMI feu
も率いるいま大注目のデザイナー。




ご存知の方も多いと思いますが、
彼女はパリコレの王者、山本耀司の長女で、
2008年春夏のパリコレで華々しくデビュー

今年3月に開催された08-09秋冬パリコレクションでも大成功をおさめたわけですが、
番組はそんな彼女がパリコレに参加する姿を追ったドキュメンタリーで、
バックステージシーンが中心。


おいらは、ギャルソンな女でも、Y’sな女でもぜんぜんありませんが、
彼女が描く、モードの世界には共感しまくりました。

彼女の発言はこんな感じです。
(ちょっと記憶に曖昧な部分もありますが、ごめんやす)


「とにかく今回のコレクションではmade in Japanだけを伝えたかった」

彼女は数々のインタビューでも折りに触れ、

「日本の生地のオリジナリティーと品質の高さ、
縫製の技術力を世界に向けて発信したい」と語っている。

モデルもすべて日本人。
「あんまりお金ないんだ、と言ったけど、
ほとんどの人がパリまで来てくれた」

「自分は幸せもんだなーと思いました」


父親である山本耀司氏のインタビューもはさまれていて、
これが、またカッコええねん。

父はこれまで娘の作品について、一言も言及したことがなかったそう。

しかし、彼女が2回目のパリコレに挑戦するときに、
デビューのときの作品に評価を下した。

「ちょっとしたスキがあっても、パリではそこをつかれるよ・・」と。

「口で何と言っても、(デザイナーにとって)
服にはその人の生きざまが出るんです。日ごろ何を考えてるのか、
細かいことをいえばつきあっている男のことまで、すべてが服に出る。
服だけはウソをつけない」

おおお。
おいら、モードなんて、この世からなくなったって、
別に大したことないし・・・と思っていましたが、
やはり本物のデザイナーっていうのは
服作りに命かけてるんですね~。

たぶんヨージさんの服を愛する人々は
彼の生き方や哲学を纏っているんだろうなー(遠い目)

しかし、デザイナーズブランドはいま、危機的状況であることも事実。

高級ブランドがギンギンに輝いていた80年代はいずこ~?!
90年代に入ってから、
デザイナーズブランドは冬の時代といわれる。

もうおいらだって、
ほとんど新しい服は買ってません。
いや、買う気分になれません(えっ、わたしだけ?)

里美さんは言います。

「いまわたしのこの世代でこんな時代が来て、このままなら
ファッションの未来はないんじゃないか、デザイナーズブランドは
なくなってしまうのではないかと思ったんです。
だから才能のある若い世代に、なんとか受け継いで行きたいと・・・」

里美さんのパリコレへの挑戦は、
父をはじめとする80年代から活躍する
ビッグネームへの殴りこみでもあるという。


パリコレでは、父は娘より緊張していたそう。
コレクションが終わって、父にほめられた。

「一回だけほめておこうと思って。
おまえらしい。すごい良かったよ」(山本耀司)

娘は、
「これからも、カッコいい親父を見せて欲しい」
とメールしたそう。

「父は40何年もの間、
毎年1年に6~7回もショーをやるという化け物のような人。
これからも、負けたくないなーと思います。
あっ、これもメールしました」

いやほんま、
久々に骨のあるドキュメンタリーを見せてもらいましたわ。

印象に残ったのは、
作り笑いなど一切しないサムライのような里美さんが
笑ったときの、美しすぎる笑顔。


そして、本来はタバコの煙が苦手なわたしではありますが、
仕事の合間にたばこを吸う、
里美さんが、
めったやたらと
むっちゃくちゃカッコよかったです!


PS
写真はおいらの思い出のファッションロケ、
LA郊外のジョシュアツリー国立公園にて。

by madamregina | 2008-08-09 13:02 | Diary | Comments(0)