2012年 12月 04日 ( 1 )   

美味しい牡蠣の記憶〜   

2012年 12月 04日
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牡蠣が美味しい季節ですね〜



私はこの世で牡蠣が最も好きな食べ物のひとつであります。

とにかく牡蠣は死ぬほど好き。

いつもは日本礼賛の私ですが、

こと牡蠣に関しては、これが日本より、
パリやベルリンが美味しかったりするのよね。

もともと日本の牡蠣の品種がヨーロッパに渡ったということですが、

それが各地で進化を遂げて、なんだかすごーくミルキーで濃厚な、

ふぐの肝状態になってる牡蠣がときどき存在するわけですよ〜。





先日のロンドンでもね、最終日、お買い物するためにHarrodsに立ち寄りました。

CHANELでブローチやあれこれ買って、

帰ろうと思ったんだよね、最初は。

このあと、美味しいフレンチを食べる約束があったし・・。



でも、HarrodsのFOOD COURTを
素通りすることなど出来るでしょうかっ?!


私は出来ませんよっ。

そんなわけで、ふらふらふら〜っと入り込んでしまった、フードコートのラビリンス。

おおお、各種お惣菜もとっても上品な出で立ちで、

ガラスケースの向こうでおすまししながら私を誘ってます。

ここはしょっちゅうお買い物に来てたよね〜。


マイケルの追っかけをしているときは、

ひとりでちゃんとしたレストランにも行けないしさ、

私のロンドンでの贅沢といえば、ハロッズのフードコートで、

ストローハットをかぶった店員さんとあれこれお話しながら、

生ハムをちょっとトライさせてもらったり、

ぶっとくて美味しいアスパラ料理や素敵なサラダやキッシュや、

ローストビーフなんて買って、

ホテルの部屋でひとりワインと一緒に楽しむご飯。

そしてもちろん、クロテッドクリームやエレガントなスイーツ、

セレブなショコラをちょっとだけ買ったりして・・



そんな思い出が蘇って、なつかしさで、目眩がしそうになっていた、

まさに、そのとき!

私の前に現れた、このカウンター。

かつて恋焦がれた、オイスターバー。

おお、やっぱり相変わらず混んでるよ。

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でも行かないよ。

今日は夕方から美味しいフレンチ食べなきゃならないし。

この時点で午後3時ごろ。お腹すかせとかないとね。

と言い聞かせながら・・・しかし、気がつけば

私はなつかしのこのカウンターに座っておりました(ひーーーーーっ)

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そして、まずはシャンパンよ。ロゼよ。

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わあ、たっぷりついでくれるじゃないかっ。

日本のすかしたレストランでグラスシャンパンとか頼んでみ?

もうアリの涙ほど少なくて、びっくりしちゃう。

あれはいったいどーいう了見でしょかね(笑)

イギリスでワインを頼むと、たまにワイングラスに目盛りがついていて、

きっちり1杯分、不公平なしに入れてくれる、そんなレストランもありますから。


それにしても、世界中の牡蠣好きがやってくるオイスターバー、

牡蠣の6個入り、どんどん注文入ります。

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オーダーが入るたび、殻からはずすので、けっこう待ち時間もあります。

ここでシュリンプとかサーモンとか食べるのは、トーシローだね。

で、わたくしですが、

このあとフレンチ食べるとしても、ハーフダズンなら大丈夫よね、

と自分に言い聞かせて・・・

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これが目の前に来たとたん、

わずか5分で完食。

いろんな牡蠣のミックスでしたが、クマモトガキに良く似た味の牡蠣があって、

これがおいしいのなんの!


気がつけば、あとハーフダズン頼んでいたわたし(えーっ)

そんなわけで、あっという間に12個の牡蠣を食べておったのですよ。


それにしても、Harrodsのオイスターバーにはもう、

私の知る顔は誰もいなかった・・・・・(寂)



さて、牡蠣の美味しい記憶を手繰り寄せてみれば、

私がこれまで食べた生涯ベストの牡蠣は
ベルリンのカーデーヴェーっていう
高級 デパートの最上階にある、フードコートのオイスターバーで食べた

フランス牡蠣ブロンです。


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フードコート?とバカにするなかれ。

カーデーヴェーのフードコートは、

日本の伊勢丹や高島屋の人たちも必ず見学に行くほど、
フードコートとしては世界屈指。素晴らしいところなんであります。

三ツ星レストランのカウンターがあったり、

きょええーっと驚く有名シェフのお店があったり、

食通なら、ぜったい一度は行きたい場所でもあるらしい。



で、そのカーデーヴェーで食べた牡蠣なんですけどね。



見た目はとにかく、サイテーでした。

はじめて見たときはほんまに
腐ってるって思ったもん(ひーーーっ)

それがねー、口に入れたとたん、
ふぐの白子のような魅惑的な風味がほとばしって、

ミルキーで上品な香りがぷわーんぷわーんと口中に広がる、広がる。

マジで卒倒するかと思うほど美味しかったのさ。


すかさずお替わりしました。

で、お勘定するときビルを見て、ひええええーっ
ひっくり返るほど驚きやした。

人の往来が激しい、デパ地下のカウンター席で
(カーデーヴェーは地下ではなく屋上だったけど)
わずか10分ぐらいの間に食べた、
牡蠣1ダースとシャブリグラス2杯で、
あーた、
10000円でしたから(ひーっ)。


うーん。

でもここで食べた牡蠣はね、

Parisのナポレオンも通ったという、
老舗のオイスター専門店のブロンとは
明らかに違う、上物でした。

そういえば、話変わるけど、

ここには、ロックバンドのACDCも食べに来ていて、
相方、すかさずサインしてもらってましたっけ。

そして・・・
ロンドンのハロッズのオイスターバーも
私の、幸せな牡蠣の記憶が刻まれている場所。

Michael BallのUKツアーで、 英国中をお遍路していたとき、

イングランドのカントリーサイドで
フィッシュ・アンド・チップスや
微妙な豆料理(笑)など地味なイギリス食ばかり食べつつ、

節約の旅に気が狂いそうになって おりましたな。

そして、心身ともに疲れ果て、満身創痍でロンドンにたどりついたとき、

ナイアガラの滝から飛び降りるつもりで
私がいつも魂を鎮めに行ってたところ(大げさ)

それがハロッズのオイスターバーでした。

日本では行き着けの店なんて、ほとんどない私だけど、

ハロッズのオイスターバーに行くと

「Nice to see you!」と

お店の人に言われました。

ま、英語でまいどって感じですか(えっ)

当時は毎年3回ほど行ってましたからね、ロンドンには。

ハロッズのオイスターバーでは、顔でしたん。

いつもひとりで
カウンターに座って、シャブリと牡蠣1ダース頼んでさ、


「あのーできるだけ大粒お願いね」

なんちゅーお客、私だけやもん。

そりゃ覚えるわな。

そんなわけで、

Harrodsのオイスターバーは、

私の、美味しい牡蠣の記憶が深く刻まれている場所。

ロンドンの私の聖地でもあるんですね〜。

・・・


そして、

ピンクの泡でとってもいい気持ちになって、

ブーツ売り場を歩いておりましたら、

こんなUGGを買ってしまったやんかーーーーー

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イギリスでUGGを買うなんて、私も焼きが回ったもんだ。

これも美味しい牡蠣に酔いしれたせいかなぁ〜。

by madamregina | 2012-12-04 01:59 | Gourme