2013年 01月 31日 ( 1 )   

お洒落についての、Mary MaCatneyの名言   

2013年 01月 31日
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マダ松の言葉で鍛えよ「女力」1月31日

今日の「まりょ」は、
フォトグラファーであり、ママであり、料理本も執筆する
世界屈指のロイヤルな女性、Mary McCartoneyの名言です。






彼女との出会いは、私の人生の中でも、とっても大きな出来事でした。

Paris やLondonの海外ロケで一緒に仕事したあの、2年間は

いまも私の宝物。

彼女のファッション感、人生観に、多くの刺激と影響を受けました。

あるときのParisのロケで、彼女はシャッターを切りながら、
「I love Paris」を連発していました。

そして、
「Parisという街はいつも私に恋をさせる」とも。


そんな彼女に、「Parisの街で普通の女性を撮るなら、どんな女性を撮ってみたい?」
とインタビューしたとき、返ってきたのがこんな名言。


「モデルみたいに、若くてスタイルバツグンのパリジェンヌも素敵だけど、
年を重ねたごく普通のマダムの着こなしにも心ひかれるわ。
その人の人生や女性としての密度の濃さを
ファインダーから発見する瞬間が好き。
これもフォトグラファーとしての醍醐味ね」



メアリー、素敵ね〜。





そんなわけで、私が以前メアリーについて書いたものです。

彼女のお洒落のこだわりや、「髪の毛が逆立つ撮影」エピソードなんかも入っておりますので(笑)お時間のあるとき、ぜひ読んでみてくださいね〜。



こちらは、メアリーのベジタリアンクックブックの出版記念レセプションの様子
ダディーも登場です。
写真は、私がロンドンで大好きなデパート、
Libertyのお花屋さんの前だね。

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※こちらはメアリーのサイト





注:Photo from Mail Online

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『Mary McCartoneyのこと』






海外ロケで、約2年間、パリ、ロンドンと計6回、一緒に仕事をした
イギリス人フォトグラファー、メアリー・マッカートニー。



彼女こそ、わたしが実際会った中で、
正真正銘のセレブリティと呼べる女性でした。

メアリーは、ポール・マッカートニーの次女で、
現在ロンドンを拠点に、写真家として活躍する一方、
マッカートニー家を代表して、
動物愛護の啓蒙活動でも大忙しの人です。


でもパリではじめて会ったときは、
ひえええーっ、
もしやヒッピーでいらっしゃいますのことか?と驚愕いたしました。

くたびれたTシャツにジーンズという小汚い格好、
すっぴん。
ビーサン。
髪の毛もただ、束ねただけで
お洒落さとは無縁という感じ。

ところがお茶を飲みながらミーティングをはじめると、

彼女からただものじゃない、オーラがあふれ出て、

瞳の奥をのぞくと、底知れない知性と教養を感じたのでした。


メアリーはおそらく、
子供の頃から願ったことは何でもかなう・・という
最高に恵まれた環境で育った、究極のリッチ&フェイマスピーポー。


でも、
自分が特別な人と思われることをことのほか嫌がり、
普通の庶民の暮らしを心から楽しんでいるように見えました。
(うーん、それはあまりにもいままで注目されすぎて、お金持ちすぎたせい?)

服装だって、TOPSHOPの1枚6ポンドぐらいのペラペラのワンピースを着て、
足元はビーサンなんて、いうくだけた格好ばかり(ビーサン好きよね~)
とにかくブランドものを着てたのを見たことがありません。

アクセサリーだって、本物の宝石は小さなルビーのピアスだけ。

「これ、ママの形見なの。アンティークよ」
と自慢してましたっけ。

ママとはリンダ・マッカートニーのこと。

彼女も写真家で、ビートルズが活躍した時代、
ジミ・ヘンドリックス,ジャニス・ジョプリン,
サイモン&ガーファンクルなど、ありとあらゆる有名ミュージシャンたちを撮影し、話題に。

メアリーはそんなママ、リンダから
「子供の頃ライカのカメラをもらったのを
きっかけに、写真家になったのよ」と教えてくれました。

そういえば、プロフィールにも
「ポールの娘ということだけは書かないで!」
とエージェントから厳しくお達しがあったのでした。

ステラはもちろんデザイナーとしても
とっても実力のある人ですが、

パパ、ポールの名前をいい意味で利用したけれど、
メアリーは
写真の評価は自分の実力だけで勝負したい!と願っていたのでしょう。



メアリーは、両親の影響もあり、ハードなベジタリアンで、

撮影のときのケータリングはベジアリアンオンリーという、
肉食獣ラヴァーのわたくしにとっては
大変厳しいものでありました(くーっ)


で、そんなメアリーとのロケでも、
いまだから話せる撮影秘話がございましたのよ~。


秋、冬物の、パリでの撮影のときのこと。

商品は、毛皮満載!のアイテムが勢ぞろい。

で、撮影前日、メアリーやクライアントさんを交えての
モデルオーディションで、
モデルに撮影商品を着用してもらったところ・・・

メアリーのマネージャーが言いにくそうに、

「あのー、メアリーは、毛皮もの、撮影できないのよね~」

「はぁ、はあーっ?!」

クライアントさんもコーディネーターさんも
わたしもただただ、あんぐり口をあけるしかなかったわよ(きーっ)

「毛皮が撮影できないってどういうことざますか?」

と詰め寄ると、

メアリーは、動物愛護協会の会長を務めているので、
毛皮や革製品はNGとのこと。

えええええーー?!

そんなこと、聞いてないよっ。

第一この撮影商品、事前にデータ画像で送ってますやんかあああ?!

見てなかったのかい?


もはやモデルオーディションの会場は騒然!

クライアントさんも真っ青よ。

わたしなんて、もはや心臓一時停止状態っす。

そ、そ、そんなムタイな・・・。

撮影すべき商品は各ブランドさんから借りて、
点数もすべて決まっており、
また印刷物のレイアウトもほぼ決定済み。

それを、なんと撮影前日になって、どーゆーこと?!

あわわわわわーっ、
わたし、クライアントさんにどう説明すればいいのん?

絶体絶命の大ピーンチ!

このときの場の空気は、おそらくマイナス200度。



・・・と誰もが凍りつきそうになったそのとき。
メアリーがひっそりとした声で、
こう言った。

「あのね、毛皮のストールはやっぱり厳しいけど、
襟に毛皮があしらわれているジャケットはなんとか今回だけ撮ってみるわ」


ほーっ。

するとクライアントさんが、

「ストールは、小物撮影なので、
万一なくてもなんとかなります!」

と答えてくれたのよ~。

ああ、このクライアントさん、本当に最高にいい人でした。
いままで私が一緒に仕事した中でも、
とにかくダントツ!


こうして、なんとかおいらの首は繋がったわけでありますが。

あのときは生きた心地がしなかったね~。


いやあ、しかし、ファッショカメラマンとして仕事をしているというのに、
毛皮はNGなんて・・・。

でもなんとも憎めない素敵な女性でした。

ちなみにメアリーの写真サイトはこちら

彼女が撮影した作品、
妹のステラのファッションキャンペーンから、
ライフワークであるのロイヤルバレエのバックステージのモノクロショットなど、
いろいろご覧になれます。

PORTRAITSのところをクリックすると
キラ星のごとくセレブリティたちが登場しますよっ。


ジュード・ロウもいます(ぜぃぜぃ)
ファッション界のミューズ、ケイト・モスや、
ステラ、パパのポールもおりまっせ。


そういえば、
メアリーから少し前、
ロイヤルメールが届きました。

封筒の中にはメアリーがロケのあと、
激写してくれたなつかしいポートレートが
入ってました。

場所はパリ郊外のバルビゾン。

ディレクターさん、コーディネーターさんと一緒に映ったものもあります。

彼女がこんな日本の、おいらのようなへなちょこプロデューサーのことを覚えていてくれて、
思い出の写真を送ってくれるなんて、なんていい人なの!

カードとエンベロープはスマイソンのオリジナルで、
カードにはMとだけ印刷されていました(かっこよかったわ~)

そこにはこんなメッセージが。

Ichiko-

Hope you like this photo.
I think it brings back good memories!

Mary



もう仕事も終わったのに、忘れずにきちんと写真とメッセージカードを
手書きで送ってくれるってところが
やっぱり、ロイヤルな女性です。

唯一残念だったのは、写真の中のわたしが
ロケで走り回っていたせいか、
難民キャンプに参加した
怪しいアジア人という風貌だったってことであります。

by madamregina | 2013-01-31 12:09 | 鍛えよ女力