どびつこく、も1回マノロ! |
2005年 02月 10日 |
NYでセールのマノロを買いあさってからというもの、
なぜか再びお買い物熱が勃発!
54丁目のマノロで激震の靴ゲットをしてすぐに
私はNYに住む友人のあつこにTEL。
「もう、買うしかない!」宣言をしたら、
彼女は翌日即マノロの聖地に突入。で、ゲット。
そんなあつこがマノロについておもしろいことを
書いていたので、思わず、
以前SAVVYに書いたエッセイをTBします。
しつこくて、しかも長文で、ごめんねー。
女の人生まで変える?!世界最高峰の靴をチェ〜ック。
ラグジュアリ靴の女王マロノ・ブラニクって
ホントのところどうなのよ?!
およそこの世に存在する贅沢の中でも、マノロ・ブラニクの靴は別格だ。エルメスのプリュムやバーキンが高いのは納得できる。飛行機のファーストクラスがエコノミーの3倍というのも納得がいく。ハリーのダイヤの天文学的価格も同じく。しかし!たかがヒール一足10万円つー値段は、いったい何なの?
私がマノロの存在をはじめて知ったのは、いまから6〜7年ぐらい前。NYのバーグドルフ・グッドマンのセールでだった。セールのくせにお値段600ドル。シャネルやグッチの靴でも300ドル以下なのに・・。
見れば今にも切れそうな細い紐に皮の仕様面積はどの靴よりも最小。ヒールの高さはエッフェル塔のごとく。その妙に華奢な黒いヒールを手にしてみると蝶々でもこれよりは重いと感じた。まさに非日常な靴!私のごっつい脚を一度でも入れたら即崩壊・・。
・・・と他を見ようとするのに、どうしたことなの?目が、目が離せないのだ!たかが靴のくせにその恐ろしいまでの吸引力と存在感に私は思わずスペルを確認した。
Manolo blahnik.それが私と靴の女王との最初の出会い。けれど、私は買わなかった。だって、あまりにも高過ぎるもん。
それからすぐ林真里子がマノロのヒールを履いても決して疲れない、これは靴のロールスロイスだとか、SATCの原作者が「セックスとニューヨーク」という本のあとがきに「年を取ってもヒールが似合うおばあさんになるため今からマノロの靴を履いて練習してるの」なんて書いていて、気になっていた。
高校生の頃からマノロに憧れていたというMちゃんもマノロの洗礼を受けたひとり。去年のバーゲンで一気に2足買い。今年はプロパーで75000円の紐タイプのヒールを買ったとのこと。
「林真里子のコラムを読んで、私は一生ロールスロイスには乗れないかもしれないけれど、靴のロールスロイスなら乗れるかなって思ったのが買ったきっかけ。でもマノロの靴って履いているとその名前すら知らない人たちから必ずほめられるんです。それはもう老若男女問わず。ただはきやすいとはいえ、やっぱり9センチ以上のヒールは不自由を強いられる。一種纏足にも似たところがありますよね。でも、その不自然さこそが、女が女でいられるための証ではないかなと思うようになりました」というMちゃんはマノロを知ってから確実にエレガントにそしてちょっとぴりセクシーになった。
マノロの靴はハリウッドスターでも歯を食いしばって履いているーなんて聞いたこともある。そうなのだ。歯を食いしばってでも履きたい靴。それがマノロ。そんな気合がなくなったら、女も終わり。マノロは女が女でいられるための現代最後の踏絵なのかも、ね。
ただし、マノロのヒールでティラノザウルスみたいな歩き方になる女子を見るのはご勘弁と言ってる男子も多い。マノロのヒールを履きこなすのは一筋縄ではいきません。
「負けてたまるか!」の根性とエレガントでありたいと願う心意気がなくちゃ。
▲ by madamregina | 2005-02-10 00:53 | MANOLO BLAHNIK