お茶問題   

2008年 02月 10日



先日仕事の打ち合わせで、出版社とともに、某社に伺いました。
新しい編集物が出るとのことで、そのオリエンテーションが主な目的。

出席したのは、出版社社長と営業部長、わたくし、そして制作担当者の4名。

挨拶を交わすといきなり、クライアント担当者から
今回の編集物に対する、企画意図というものがとうとうと語られはじめました。

一方的に「わが社は・・」○○ではじまる、
格式ばった話。

これはコンペ(競合)なので、とりあえず
プレゼンする前に我らの会社の話をようく聞いておけよということらしかったのですが、

これが、まあ、まったく退屈というか、おもろないというか、
意味不明というか、おいら寝そうになりました。

隣りの出版社社長からも、
おもんないぞー。なんじゃこれという波動が伝わってきてます(笑)

担当者は1時間ほど延々と喋って
「ではご質問は?」

ときたので、すかさず出版社社長が切り出しました。

「で、いったい誰に向けて、どういうものを、どういう目的で作りたいんですか?」

担当者「モグモグモグ・・・・」

ちなみに、プレゼンにかかる費用はすべて出版社持ち。
そのクライアントはビタ一文出すつもりはないそうです。
それで選ばれなかったらすいません、というスタンスです。

それでももちろんかまいません。
そういうことはこの業界よくあることですから。

でもかなりのページ数なので、
プレゼン用のラフを制作するために、
デザイナーにもカメラマンにもライターにも
それなりのギャラを出版社が支払わねばなりません。

だから万一プレゼンが通らなければ完全に出版社のアカです。

にもかかわらず、
1時間以上の打ち合わせで、お茶の一杯も出なかったってどういうこと?

もちろん、大企業でも最近はいちいち打ち合わせだからって、
お茶なんか出ません。

でもそれはいいんです。お仕事もらっていってるわけだから。

でもこの状況で、お茶いっぱい出さないのは、
おいら、信じられなーいと思いました。

お茶一杯にその会社の気持ちって現れると思いません?
こりゃ、ここと仕事はじめたら、先が思いやられるわーと思いました。

で、打ち合わせが終わって、
担当者と別れたとたん、みなに
ちょっと、この仕事おりよか?」・・・・と言って、

おまえは甘い」とドヤされたわたくしです(汗)

# by madamregina | 2008-02-10 12:52 | Diary | Comments(0)

リップスティックジャングル   

2008年 02月 09日



世界中の負け犬(いまや死語?)婦女子のバイブル、
「SEX AND THE CITY」の作者、
キャンディス・ブシュネルの
新作「LIPSTICK JUNGLE」を読んでます。

今回の主人公たちは、映画会社社長ウェンディ、
ファッションデザイナーのヴィクトリア、
雑誌編集長のニコという40代のワーキングウーマンたち。

SATCと違うのは、
超ビジネスエグゼの男たちと同じように、
時間をフルに使うため、ヘリコプターをタクシーがわりに
使うようなパワフルな女性が主人公。

男性が商談の成立や昇進を祝うとき、
モンテクリフトのハマキや
最高級スコッチを飲むかわりに、
彼女たちはリッチなジュエリーを手に入れる。
もちろん、支払いは自分。

アメリカではHBOで、
今月5日からブルック・シールズなどを起用して、TV化もスタート。


そういえば、2年ほど前、アメリカでこの本を出版したばかりの、
作者キャンディスが、
ハーパーズバザーでこの本について語ってましたっけ。
(そういや、10歳年下のバレエダンサーと結婚もしてた)


「男は年間400万ドルの収入を目指すのが当然と
思われているけど、女はどう」

新作のテーマは

リッチな男と結婚する方法より、
自分で稼ぐ方法を話し合うべきよ


「でもわたしたちは街頭デモをしているわけじゃないわ。
ひっそりとCEOの座についてるだけよ」

などとおっしゃっております。

確かにカッコイイ。
でもこのご時勢、なんとなくゴージャスすぎる
舞台設定がちょっぴり、絵空ごとに思えてきたりして・・・。
ほんと2年前といまではアメリカの経済もどえらく下火になっておりますもんね~。

とはいえ、エナジー沸騰
珠玉の仕事根性物語なのであります!



写真はNYの「ピエール」の9Fのスイートから見える
セントラルパークの風景。
「誰もが死に物狂いで働いて、
NY5番街のわずか数ブロックにお金を落としに
やってくる」と言ったのは、
確かアーウィン・ショーだったか・・・。
「LIPSTICK JUNGLE」はマンハッタンの
ビル群を口紅に見立ててつけたものだとか。
なるほど、そうも見えますね。

# by madamregina | 2008-02-09 11:28 | Diary | Comments(0)

ハレクラニのスパ   

2008年 02月 08日


これからの季節、友人たちが続々とハワイに行かれます(うらやましーぞ)

やっぱりおいらも行きたい~と思い、
さらにハワイの本もそろそろ出す予定だし・・・ということで
さっきハレクラニに電話しました~。

まずは好きなホテルの好きなお部屋の空き状況をチェック。


そうしたら、いつも泊まっているお部屋が
ちょうどいい時期に空いてるっていうではありませんかっ。

こちら、お気に入りの客室からのビューでございます。



うーん。ほんとは次ハワイに行くなら、ボンビー著しいので、
やっすいコンドか、格安ツアーか・・・などと思っておったのですが、
あの部屋が空いてるんならね~。

もう予約するしかありませんねん。


そうだなー。
ハレクラニに行ったら、
やっぱりスパで至福のロミロミマッサージ。

トリートメントのあとは、プライベートラナイで、
美味しいハーブティとフルーツをいただき、
海を見ながら、怠惰に過ごします~。

そう想像するだけで、この厳しい冬の中、さら
仕事でも厳しい局面てんこ盛りですが、
なんとか、乗り切れそうな気分になってきました!!


問題はエアですわー。
泣きながらエコノミーで行くかっ?

# by madamregina | 2008-02-08 12:03 | Diary | Comments(0)

さよなら冬・・・   

2008年 02月 07日



さよなら冬 こんにちは春

という素敵な立春のカードをいただきました。

差出人は京都のカメラマン、Kさん。
NYやパリの仕事のほかに東京の雑誌やあらゆる広告でご活躍。
特にお料理系にお強いのですが、
仏像のお写真でも有名な方です。

以前京都「和久傳」の元料理長緒方さんの
お仕事でご一緒しました。

和久傳さんが契約されている京野菜で有名な農家の畑にも行きました。
そのとき、聖護院蕪や九条ねぎを
情熱こめて、一心腐乱に撮影されていた姿がとても印象に残っています。


さすがだわー、Kさんの言葉。

おいらの山の家も、まだまだ庭の木々は雪をかぶっておりますが(ひーっ)
今日はやさしい光りが差し込んで、
ちょっぴり春の匂いを感じました。


リアルラボにはほんとにこの冬もお世話になりましたね~。
これからの季節もどうぞよろしくお願いいたしますっ!!

# by madamregina | 2008-02-07 13:00 | Diary | Comments(0)

幸福の料理   

2008年 02月 06日



心斎橋のフレンチレストラン・リュミエールで今回、
いただいたのは3000円と4000円のコース。

アワビや貝類、そのほか旬の素材を贅沢に使った、
特選コース6000円もあります。
時間もたっぷりあるときにはこのコースがおすすめです!


以下は4000円のコースでございますよっ。

本日の軽い付きだしはフォアグラといちじくのパテ、鴨の燻製


冷たい前菜は鯛の蕪包みと旬の魚介と野菜のプレス(つなぎは一切なしです)
野菜も魚介類も素材が生きる直球の味わい。


的鯛の68度低温キュイ。その上にタラバ蟹のエフィロッシェを乗せて。サルフィーと里芋のラグー添え。ソースはエビのエキスたっぷりで、鯛とかにの贅沢ナハーモニーが楽しめます。


メインのお肉料理は骨付き子羊肉にしました。ジューシーで上品な脂がのって、めっちゃうまー。
骨の髄までいただきましたわよ


デザート何にする?と迷って15分待って「キャラメルフォンダン」に。
ナイフで切ると中からとろーりあっつあつのキャメルが!美味しすぎっ。




でもわたしがいちばん好きなのは、実は3000円のコースに入ったお野菜のスープなんです。
この日はポアローねぎと源平芋のブルーテ。香ばしく焼きを入れたプリプリ新鮮な帆立貝柱添え。

これ、毎日でも飲みたいっ!!


デザートのあとに出るお菓子もすっごくキュート。手作りのフィナンシェもうますぎっ。


ほんとに最後まで気を抜かないというか、シェフの人柄の良さが端々に出ている、
あったかーいお料理の数々でした。

ワインの品揃えもなかなかです。

ここでいただいたあとは、
いつも、身も心もとーっても幸福になれるんですよね。

ぜーったいおすすめ!

# by madamregina | 2008-02-06 16:38 | Diary | Comments(0)